色名の表現法 8
色名についての社会共通の教養が崩れはじめたことから、自己流の色の呼称ばかりでなく、英語その他の外来の色名が氾濫するようになりました。
調査結果を見ても、ある種の英語の色名が、日本語の色名以上に多用されているという例は珍しくないのです。
ひとつの色の呼び方が必要以上に多くなっているのは、これらの外来色名がかなり含まれているからです。
一般に、基本色名では、赤、黄、緑、青、紫、白、黒などの日本固有の色名で答える人が多いのです。
赤と黄の中間にある色系統は、「榿」という和名よりも、「オレンジ」という英語の色名で呼ばれることが多くなりました。
橙という字が当用漢字には無いというばかりでなく、橙の実を見る機会が最近の生活では少なくなっていて、一方オレンジの色は、キャンディやジュース類などで幼児の頃からよく知られているということなのでしょう。